
「ニードル脱毛に興味があるけど、痛みが心配…」そんな不安を抱えている方も多いのではないでしょうか?
ニードル脱毛は、永久脱毛
が可能な施術として高い効果が期待できますが、脱毛方法の中でも特に痛みが強いことで知られています。しかし、その仕組みを理解し、適切な対策を取ることで、痛みを最小限に抑えながら施術を受けることも可能です。
本記事では、ニードル脱毛の痛みの理由や他の脱毛方法との違い、特に痛みを感じやすい人の特徴、そして痛みを和らげるための方法について詳しく解説します。メンズ脱毛サロンを検討している方や、痛みに対する不安を解消したい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
記事監修者情報

- 山下真理子
- 専門科目
- 皮膚科
- 経歴
- 京都府立医科大学卒業後、医師に。主に美容医療に従事するが、医療専門学校にて講師を務めて、医療教育にも従事する。
- 資格
- 医師
1.ニードル脱毛はなぜ痛みが強いのか
ニードル脱毛は、脱毛方法の中でも特に痛みが強いと言われています。その理由として、毛穴一つひとつに針を刺し、電流を流して毛根を破壊する仕組みにあります。これはレーザー脱毛や光脱毛とは異なるアプローチであり、痛みを伴う要因がいくつも存在します。
また、痛みの感じ方は施術を受ける部位や個人の体質によっても異なります。ここでは、ニードル脱毛の仕組みや他の脱毛方法との違い、部位による痛みの違いについて詳しく解説します。
1-1. ニードル脱毛の仕組みについて
ニードル脱毛(電気脱毛)は、毛穴に極細の針を挿入し、電流を流して毛根に直接ダメージを与える 方法です。この電流によって毛乳頭や毛母細胞が破壊され、再び毛が生えてこないようになります。
他の脱毛方法と比べて1本ずつ処理するため時間はかかりますが、「永久脱毛」 が可能な施術とされています。実際にアメリカのFDA(食品医薬品局)でも、ニードル脱毛のみが「永久脱毛」と認められています。
ただし、電流を流す際に強い刺激を感じることが多く、特に毛が太くて根深い部分では痛みが強くなる傾向があります。
1-2. レーザー脱毛・光脱毛とどう違うか
ニードル脱毛と比較されることの多いレーザー脱毛や光脱毛(フラッシュ脱毛) は、施術の仕組みや痛みの感じ方が異なります。それぞれの特徴を以下の表でまとめました。
脱毛方法 | ニードル脱毛 | レーザー脱毛 | 光脱毛 |
---|---|---|---|
仕組み | 毛穴に針を刺し、電流を流して毛根を破壊 | 毛根のメラニン色素にレーザーを照射し、熱で破壊 | 広範囲に光を当てて毛根にダメージを与える |
痛みの強さ | 強い | 中程度~強い | 比較的弱い |
痛みのイメージ | 針でチクッと刺される痛み+電流によるジリジリした痛み | 輪ゴムで弾かれたような痛み | 軽く温かみを感じる程度 |
麻酔の使用 | 可能(クリーム麻酔・笑気麻酔) | 可能(クリーム麻酔) | 不可 |
メリット |
・永久脱毛が可能(FDA認定) ・毛質・肌質に関係なく施術可能 |
・広範囲をスピーディーに処理できる ・減毛効果が高い |
・痛みが少なく初心者向け ・費用が安い |
デメリット |
・1本ずつ処理するため時間がかかる ・1回の費用が高い ・痛みが強い |
・色素が薄い毛や日焼け肌には効果が低い ・施術後に赤みが出ることがある |
・効果が出るまで時間がかかる ・永久脱毛ではない |
ニードル脱毛の強みは「永久脱毛が可能であること」と「毛質・肌質を問わないこと」です。
一方で、痛みの強さや施術の時間、費用の高さ がデメリットになります。そのため、どの脱毛方法が最適かは、脱毛したい部位や毛質、痛みの耐性 などを考慮して選ぶことが重要です。
1-3. 部位によって痛みの度合いも変わる
ニードル脱毛の痛みの強さは、施術を受ける部位の皮膚の厚さや神経の密集度、毛の太さによって変わります。特に、皮膚が薄く神経が多い部分は痛みを感じやすく、反対に皮膚が厚く毛が細い部分では痛みが軽減される傾向にあります。
以下に、部位ごとの痛みの強さや特徴をまとめました。
部位 | 痛みの強さ | 理由 |
---|---|---|
ヒゲ(鼻下・口下) | ★★★★★(非常に強い) | 毛が太く根深い & 神経が多い |
VIO(デリケートゾーン) | ★★★★★(非常に強い) | 皮膚が薄く敏感 & 毛が太い |
ワキ | ★★★★☆(強い) | 毛が太く、肌が柔らかい |
腕・脚 | ★★☆☆☆(中程度) | 比較的毛が細く、皮膚が厚い |
胸・お腹 | ★☆☆☆☆(弱い) | 毛が細い部分が多く、皮膚が厚め |
特にヒゲやVIOは、最も痛みが強い部位とされており、痛みを和らげるための工夫が必要になります(※詳細は後述)。
2. ニードル脱毛で痛みを感じやすい人はどんな人?
ニードル脱毛の痛みの感じ方には個人差があります。中には「耐えられるレベルだった」という人もいれば、「痛すぎて途中で断念した」という人もいます。
その違いは、体質や肌の状態、生活習慣などの要因 によって決まります。ここでは、特にニードル脱毛の痛みを感じやすい人の特徴を紹介します。
2-1. 痛みに敏感な人
一般的に、痛みに敏感な人はニードル脱毛の刺激を強く感じやすいです。
痛みに敏感な人の特徴
- 神経が過敏な体質(生まれつき痛みを感じやすい)
- ストレスを感じやすい(精神的な緊張が痛みを増幅させる)
- 普段から小さな刺激でも痛みを感じやすい(例えば注射や脱毛ワックスが苦手)
特に、ストレスや緊張状態が続いていると、痛みを強く感じやすくなるため、リラックスした状態で施術を受けることが大切です。
2-2. 乾燥肌・日焼け肌の人
肌の状態によっても、ニードル脱毛の痛みの感じ方は大きく変わります。 特に、乾燥肌や日焼け肌 の人は、皮膚が敏感になっているため、施術時の刺激を強く感じやすくなります。
乾燥肌の人が痛みを感じやすい理由
- 皮膚のバリア機能が低下し、刺激が直接神経に伝わりやすい
- 水分が不足しているため、施術時に肌の負担が大きくなる
乾燥肌の人は特に冬場やエアコンの効いた室内で過ごすことが多いと、肌が乾燥しやすく、痛みが増す可能性があります。
日焼け肌の人が痛みを感じやすい理由
- 日焼けによって肌がダメージを受け、炎症を起こしている状態
- 皮膚が熱を持っており、施術時の刺激が通常より強く感じられる
- ニードル脱毛は毛穴に直接針を刺すため、ダメージを受けた肌には強い負担がかかる
特に、日焼け直後は施術を断られることもある ため、脱毛を検討している場合は、日焼け対策を徹底することが重要です。
2-3. 毛が太く濃い人
ニードル脱毛は、毛が太く根が深いほど痛みが強くなる 傾向があります。
毛が太い人が痛みを感じやすい理由
- 太い毛ほど電流のダメージが大きく、強い痛みを感じる
- 深く根付いた毛を破壊するため、処理時間が長くなりやすい
特に、ヒゲやVIOなどの毛が太い部位は、細い毛が生えている腕や胸よりも痛みを感じやすくなります。
2-4. 寝不足・疲労がある人
体調が万全でないと、痛みを感じやすくなる ことがわかっています。
痛みを感じやすくなる要因
- 寝不足:疲労が蓄積し、痛みを感じる閾値が下がる
- 疲労やストレスが溜まっている:交感神経が優位になり、痛みが増幅される
- 過度な運動をした後:筋肉疲労や体のダメージが残っていると、痛みを感じやすくなる
特に、寝不足や強いストレスを抱えていると、通常より痛みを強く感じる ため、施術前日は十分な睡眠をとり、できるだけリラックスした状態で臨むことが重要です。
2-5 カフェイン・アルコールを摂取している人
施術前にコーヒーやエナジードリンク、アルコールを摂取すると、痛みが強く感じられる 可能性があります。
カフェイン・アルコールが痛みに影響する理由
- カフェイン(コーヒー・緑茶・エナジードリンクなど) → 交感神経を刺激し、感覚が鋭敏になる
- アルコール(お酒) → 血行が良くなり、施術時の痛みや腫れが増す
特に、施術当日はカフェインやアルコールの摂取を控えたほうが、痛みを軽減しやすくなる ので注意しましょう。
3. ニードル脱毛の痛みを抑える方法
ニードル脱毛の痛みは避けられないものですが、適切な対策を講じることで、痛みを大幅に軽減することが可能 です。痛みが不安な人でも、事前にしっかり準備をしておけば、より快適に施術を受けられます。
ここでは、痛みを抑えるための具体的な方法を紹介します。
3-1. 麻酔を使用する
痛みを軽減する最も確実な方法は、麻酔を使用することです。
メンズ脱毛サロンやクリニックでは、以下のような麻酔が使用されることがあります。
麻酔の種類 | 方法 | 効果 | 注意点 |
---|---|---|---|
クリーム麻酔 (表面麻酔) |
施術前に肌に塗布 | 痛みを軽減するが、完全にはなくならない | 効果が出るまで30~60分かかる |
笑気麻酔 (ガス麻酔) | 吸入することで痛みを感じにくくする | リラックス効果があり、痛みの感覚が鈍る | 施術後しばらくふらつくことがある |
局所麻酔 (注射) |
直接神経をブロックする | 痛みをほぼ完全になくせる | 医療機関でのみ使用可能 |
特にヒゲやVIOなどの痛みが強い部位では、麻酔の使用を検討するのがおすすめですが事前に検討しているサロンで麻酔が使用可能かよく確認するようにしましょう。
3-2. 施術前にカフェインやアルコールを控える
施術当日にカフェインやアルコールを摂取すると、痛みを感じやすくなる ため、注意が必要です。
- カフェイン(コーヒー・エナジードリンクなど) → 神経が敏感になり、痛みが強く感じられる
- アルコール(お酒) → 血行が促進され、施術時の痛みや腫れが増す
施術の前後は、水やノンカフェインのお茶 などを選ぶのがベストです。
3-3. 肌の保湿をしっかり行う
肌が乾燥していると、痛みを強く感じる ため、施術前からしっかりと保湿を行うことが大切です。
保湿のポイント
- 施術の1週間前から毎日保湿する(化粧水・乳液・ボディクリームなどを使用)
- アルコール成分の少ない保湿剤を選ぶ(刺激が少ないものを選ぶ)
- 入浴後や朝晩にしっかり保湿をする(乾燥を防ぎ、肌を健康に保つ)
保湿をしっかりしておくことで、肌のバリア機能が強まり、痛みを和らげることができます。
3-4. リラックスした状態で施術を受ける
施術中に緊張していると、痛みを余計に感じやすくなります。リラックスした状態で施術を受けることが、痛みを軽減するポイントです。
リラックスするためのコツ
- 深呼吸をする(ゆっくりと息を吐くことでリラックス効果)
- 施術中に音楽を聴く(気を紛らわせることで痛みを感じにくくする)
- 緊張しすぎないように意識する(体がこわばると余計に痛みが強くなる)
特に、痛みが強い部位では、施術者に「少し休憩したい」と伝えるのも有効な方法です。
3-5. 施術後のケアを徹底する
施術後の肌はダメージを受けているため、適切なケアを行うことで痛みや炎症を抑えることができます。
施術後のケアのポイント
- 施術後は冷やす(保冷剤や冷たいタオルでクールダウン)
- 紫外線を避ける(日焼けすると炎症が悪化する)
- 刺激の強いスキンケアは避ける(アルコール入りの化粧品はNG)
- 施術当日は湯船に浸からず、シャワーで済ませる
肌をしっかりケアすることで、次回の施術時の痛みも軽減できます。
4. まとめ
ニードル脱毛は、永久脱毛が可能な高い効果を持つ脱毛方法ですが、その分強い痛みを伴うことが特徴です。毛穴に針を刺し、電流を流して毛根を破壊する仕組みのため、特にヒゲやVIOなどの毛が太く濃い部位では強い刺激を感じやすくなります。
痛みの感じ方には個人差があり、痛みに敏感な人や乾燥肌・日焼け肌の人、寝不足や疲労がある状態の人は特に痛みを強く感じることが分かっています。しかし、麻酔の使用や施術前後のスキンケア、リラックスした状態で施術を受けることで、痛みを軽減することは可能です。
施術後の適切なケアも重要で、冷却や保湿をしっかり行い、肌への負担を減らすことで、より快適に脱毛を進めることができます。痛みに不安がある場合は、メンズ脱毛サロンのカウンセリングを活用し、自分に合った施術方法を相談するのもおすすめです。正しい対策を取りながら、理想の脱毛を目指しましょう。

メンズ脱毛お役立ちコラムを読んでいただき、ありがとうございます。 メンズ脱毛アロンソでは、ニードル脱毛でも痛みを極力抑えた超高周波タイプのスーパーフラッシュ法を採用しています。脱毛本場アメリカが認める「永久脱毛」と言われる施術方法なので、安心してお任せいただけます。メンズ脱毛をお考えであれば、ぜひ一度ご相談ください。 お電話でもフォームでも対応いたします。